『春、夜中の暗号』『よかっちゃん』連続上演|公演情報

『春、夜中の暗号』『よかっちゃん』連続上演

想像の余白を多く残しながら、観るものをその深い劇世界へといざなう、在福の劇作家宮園瑠衣子作品を2本連続上演。

作品概要
『春、夜中の暗号』/ 男の住む部屋には一年前から女の姿があった。二人で暮らすには狭すぎるアパート。平穏に見える二人の生活だが、ある日、かつての同級生が部屋を訪れ・・・。 あと数時間で四月を迎える夜の物語。
『よかっちゃん』/ 二人は、今までにない熱を感じていた。蒸し暑さのせいか、苛立つ香里とその機嫌を取る隆。うるさく鳴り響く蝉と止まらない汗、そして休業した居酒屋「よしおか」。うだるような夏の日差しも、二人の失望をより一層大きくさせていた。
脚本
宮園瑠衣子
演出
『春、夜中の暗号』幸田真洋(劇団HallBrothers)、『よかっちゃん』わたなべなおこ(あなざーわーくす)
出演者
『春、夜中の暗号』
男:どん太郎(万能グローブ ガラパゴスダイナモス)
女:中村公美(グレコローマンスタイル/CAPRI)
ネギシ:吉浦彰彦(劇団HallBrothers)

『よかっちゃん』
香里:ぽち(非・売れ線系ビーナス)
隆:旋風三十郎(演劇集団つむじ)
百合子:酒瀬川真世(che carino!/che carina!)
平田:山口浩二(劇団轍)
女:中村雪絵(劇団ぎゃ。)
コロス:岡本直樹
コロス:権藤拓
スタッフ
舞台監督・照明:鮫島強志 美術:大空けんじ(兄弟船) 制作:『春、夜中の暗号』古賀裕奈(NPO法人FPAP)/『よかっちゃん』喜多千尋(NPO法人FPAP)


推薦文
松田正隆(マレビトの会)
そこに書かれていることよりも、書かれなかったことのほうに、豊穣な何かがあるような作品を生み出すというのは、難しいことなのだと思う。
書かれてあることがおろそかになるといけないのだし、書き過ぎてもいけない。劇の描き出される核心へといたる道には、粘り強く迂回する方法がある。
宮園さんの『春、夜中の暗号』はそのことをあらためてわたしたちに教えてくれた。
土田英生(MONO)
幸田君は最近になって演劇創作に喜びを見い出していると話していた。自分の演出というものを掴み始めているところらしい。
他者である宮園さんが書いた戯曲をどのように形にするのか。苦しむかも知れないが、その作業も今の幸田君なら楽しめると思う。
山内健司(青年団)
わたなべさんの参加型演劇は、私たち、日本の観客とパフォーマーとの関係についての挑戦です。鑑賞する、される、という関係をはるかに越えた、新しい関係の発明です。それはお客さんに無理をさせることとは真逆の、私たちの文化へのひたすら明るい提示です。
上演日時
9月2日(木) 19:00 ☆
9月4日(土) 19:00 ★
9月7日(火) 19:00 ◎
9月8日(水) 19:00
開場時間は開演の20分前。受付は開演の40分前。
2作品上演時間(予定):90分

☆=プレ・プレビュー公演 (会場:ANDANTE3)
★=プレビュー公演 (会場:テアトルはこざき)
◎=アフタートーク有
アフタートーク
劇作家、演出家の松田正隆さんをお招きし、アフタートークをおこないます。

ゲスト:宮園瑠衣子(劇作家)
    幸田真洋(劇作家・演出家)
    わたなべなおこ(演出家)
    松田正隆(劇作家・演出家)
日時:9月7日(火)19:00開演の回終演後
会場
ぽんプラザホール4会場アクセスマップ(pdf)
料金
前売: 1,500円 / 当日: 1,800円
[ Lコード:89998 ]
日時指定・全席自由
プレ・プレビュー公演、プレビュー公演:無料 (要予約)
チケット発売日
2010年6月21日
チケット取扱
ローソンチケット、イープラス、ピクニック
問い合わせ
NPO法人FPAP
E-mail: 10kinen@fpap.jp
TEL: 092-262-5027
FAX:092-262-5047