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Dream Kid's Workshop

8月31日 | 講師:瀧本雄壱 (劇)池田商会代表、劇作家、演出家。

「夏の夜の夢」の実際の舞台に立って演劇を体験したり、劇場の裏側を探検したり。楽しみながら、演劇や劇場の魅力を発見するワークショップ

2010年8月30日、『夏の夜の夢』公演中のぽんプラザホールに、地元の小学生たちを迎えて演劇・劇場体験WS『Dream Kids Workshop』を開催しました。参加してくれたのは、地元博多小学校の子どもたちです。2・3年生を中心とした元気な26名が集まりました。
講師は、(劇)池田商会の瀧本雄壱さん(タキさん)。アシスタントに劇団員のみなさんが駆けつけてくれました。

子どもたちはまず、ぽんプラザの大きなエレベーターに乗って4階へ。
これから、劇場でどんなことが始まるのか、わくわくしたり、ちょっぴり不安だったり、いつもと違う場所に来て興奮した様子です。

劇場に入ると、まずお城のような『夏の夜の夢』のセットが目に入ります。一歩劇場に入ると別の場所に行った気分です。

劇場ではタキさんと(劇)池田商会のみなさんが迎えてくれました。いよいよワークショップスタートです!

まずはみんなでリズムに合わせて体を動かします。
動きが分からなくても、近くにいる大人の役者さんたちのまねをしたら大丈夫ですよ!
緊張してなかなか動きだせなかったり、恥ずかしくて逃げ回ってしまったりする子もいましたが、少しづつ、その場に慣れていったようでした。








リズムを取って動きながら、タキさんの掛け声に合わせてお花になったり動物になったり。楽しく体全体で表現しました。


体で表現したら、今度は動きもつけてステップアップ。動物になって動いてみます。猫の動きはどんなかな?犬と猫の違いは何かな?想像して動いていると、だんだんその動物に似てきたような気がします。



動きもつかんだところで、今日発表するお芝居の紹介です。まずは、大人の役者さんたちが実演してくれました。
物語は、『母の森』。講師の瀧本さんのオリジナルの脚本です。
お母さんの思い出の森を探しに来た若者が、不思議なおじいさんに出会い、魔法の力で、そこに森がよみがえるというお話です。
発表ではこの「森」を、みんなで表現するのです。


グループに分かれて、発表で表現する「森」の練習をします。自分たちがどんな花、動物、森の自然、になるか考えて練習します。
ひとりで、お花や動物など考える子もいれば、2~3人で大きな自然を表現する子も。思い思いに練習し、ユニークな表現が出てきました。グループにいる劇団員のお兄さんお姉さんと相談しながら作っていきます。



本番の舞台で練習し、いよいよ本番!
でもその前に、本番の舞台を作るために、照明や音響をお願いしたり、スタンバイする楽屋の鍵などが必要です。
ホールのいろんな所を回って、本番に必要な準備を整えることにしました。

調整室では、音響と照明の機械がたくさん。
音響の難しそうな機会を興味深々眺めたり、照明をやってみたい人、という呼びかけに、勢いよく手が上がっていました。実際にフェーダーを触ってみると、変化する照明に「おお」という歓声があがっていました。

2階で楽屋の鍵を受け取って、楽屋でスタンバイ。
楽屋には、『夏の夜の夢』の衣装がかけてあったり、メイク道具が置いてあったり、本番の舞台裏の雰囲気が漂っています。

いよいよ発表に向けて、緊張してきたかな?


発表の時間になりました。
楽屋口の階段から舞台に出て行きます。お城のセットの裏を回って、舞台に登場します。大人の役者さんとの共演。精一杯、植物や動物や森の自然を表現します。
照明のついた舞台での発表に雰囲気も満点です。
最後は、カーテンコールでごあいさつ。

短い時間でしたが、大人の役者さんとの共演や、セットや音響や照明のある生の舞台を体験することで、劇場や演劇の魅力をを楽しく知る時間になったと思います。
夏休みの最後に、演劇の楽しい思い出が加わりました。
参加したみんな、思い出を胸に、いつかまた劇場に帰ってきてくださいね!



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<参加者のアンケートより>
・ぽんプラザにきたとき、なにがあるのかな~と思いました。中に入ってなれるとむちゃくちゃたのしかったです。またみんなとあいたいしまたきたいです。
・さいしょははずかしいとおもったけどぜんぜんはずかしくなくてよかったです。
・わたしもおとなになったらおにいさんとおねえさんみたいにえんぎをしたいです。
・おもしろくてまたきたいです。よろしくおねがいします。こんどはなんのげきですか?たのしみにまっています。げきやらせてください。