宣伝・広報活動

はじめは、モデルがだめなら役者をやるかという軽い気持ちで演劇を始めました。

― 旋風さんが演劇を始めたきっかけは何ですか?
旋風:もともとは北九州でアマチュアモデルをやっていました。プロになろうと思っていたんですが、たっぱが足りないと。今はそんなことはないようですけど、その時は180センチ以上必要と言われて。それでモデルがだめなら役者をやるかという軽い気持ちで演劇を始めました。
劇団に入って下積みしていた頃、北九州で小さな舞台の話もらいました。いっちょやるか!と思って4人集めてコント芝居を作った。その時のメンバーの1人が非常に燃えて、劇団やるぞ!と。なりゆきで劇団になってしまったんです。


― 集団として人が集まるというところからスタートした感じですね。
旋風:そうですね~。今4年目なんですが、メンバーも入れ替わっていって活動も変わっていきました。

― どんな風に変化していったんですか?
旋風:最初は自分たちが楽しければよかったんですが、最近は、地方の介護施設などに出張して公演することが多くなったので、相手の趣旨にあった芝居をするようになりましたね。次回の公演は、田川市での暴力追放運動の祭りで公演します。時代劇をしようかと思っています。

― お聞きしていると、旋風さんは、人に対してアプローチしていくのに興味があるような感じを受けますが。
旋風:そうですね~。自分の劇団は「演劇集団つむじ」というのですが、「人と人の縁をつむぐ」という意味と「演劇界に旋風を巻き起こす」という意味があります。いま福岡が熱いと思う!安くて面白い芝居がたくさんある。自分たちももちろん、そんな一端を担いたいと思っています。

舞台上に立っている姿とは違う、意外な面が見られることが面白いです。

― 今回の公演はいろんな劇団から俳優たちが出演していますが、出演が決まってどうでしたか?
旋風:これまで劇団独自で活動してきたので、あまり外部との交流がなかったんです。今回の企画で、ついに来た!これを機会に交流をと思いました。

― 共演者も初めての方が多いですか?
旋風:そうですね。初めて共演する方が多いです。でも、みなさんのことは舞台上に立っている姿を見ていたので、今回共演することになって、意外な面が見られることが面白いです。

― 稽古場で共演者に対してこれはすごいなぁ!と思ったことはありますか?
旋風:みんな博多弁が達者だな~と思います。僕は北九州出身なので、博多弁がなかなか操れないんです。また、博多弁以外の面でも動きやせりふや表情の表現力が豊かだなぁと思います。

― 今回はコロスが出てきたりお客様参加型の手法があったりとユニークな演出がありますよね。
旋風:今回のコロスは絶妙だな、と思います。毎回稽古場でツボっています(笑)わたなべさんの手腕ですね。

― 演出のわたなべさんの印象はどうですか?
旋風:最初はおっとりした人だと思っていましたが、稽古場の目つきを見ていると、鋭い。さすが演出家だなぁと思います。今回の座組みの中で、わたなべさんが一番、第一印象と今の印象が違いますね。

― 共演者の皆さんの印象はどうですか?
旋風:周りの出演者たちもすごくやる気と熱意がありますね。僕も感化されて、やる気が出ます。芝居の中では共演者といつも負けじとケンカしているような感じです。

今回は先が全く見えないのが面白い。わたなべマジックですね。

― 今回の「隆」という役はどんな役ですか?
旋風:家で役作りをしてきたものが覆されて、うわ~、ということがかなり多いです。隆という役は、中洲の山笠が好きなので、けんかっ早いキャラクターかと思っていたら、案外うじうじしたキャラクターだった。稽古が始まる前に山笠を見に行ったりして研究したのですが、全部吹っ飛んじゃいました。また作り直し。でも、そういう作業も楽しいです。

― わたなべさんの演出で変わっていったんですか?
旋風:特にキャラクターの説明があるわけではないんですが、動きがついていく中で、自然とそういう風になっていきました。わたなべマジックです。
稽古でキャラクターの説明があるわけではないんです。動きがついていく中で、そういう風になっていきました。


― 今回の現場と、普段活動されている現場との違いは感じますか?
旋風:演出が違うのが大きいです。芝居の作り方が違う。いままでは、演出家が事前にカッチリ決めていることが多かったけど、今回は現場で起きている事がランダムに揉み合って芝居ができていくので、先がわからない。その過程がとても面白いんですよね。
― では、今回の芝居の意気込みをお願いします!
旋風:まず、DV(家庭内暴力)はいけません!と伝えたい。役的に、蹴られてばっかりなので(笑)僕個人の役者のメッセージとしてチャレンジしたいなぁ、と。
また、今回非常に楽しい企画なので、今後につながる成果につなげたいなぁ、と思います。
芝居は何かを伝えるようのものだと思うので、この作品を見た人の人生に何かいい影響を与えられたらいいな、と思っています。

(敬称略)

上演日時
9月2日(木) 19:00 ☆
9月4日(土) 19:00 ★
9月7日(火) 19:00 ◎
9月8日(水) 19:00
開場時間は開演の20分前。受付は開演の40分前。
2作品上演時間(予定):90分

☆=プレ・プレビュー公演 (会場:ANDANTE3)
★=プレビュー公演 (会場:テアトルはこざき)
◎=アフタートーク有
アフタートーク
劇作家、演出家の松田正隆さんをお招きし、アフタートークをおこないます。

ゲスト:宮園瑠衣子(劇作家)
    幸田真洋(劇作家・演出家)
    わたなべなおこ(演出家)
    松田正隆(劇作家・演出家)
日時:9月7日(火)19:00開演の回終演後
会場
ぽんプラザホール4会場アクセスマップ(pdf)
料金
前売: 1,500円 / 当日: 1,800円
[ Lコード:89998 ]
日時指定・全席自由
プレ・プレビュー公演、プレビュー公演:無料 (要予約)
チケット発売日
2010年6月21日
チケット取扱
ローソンチケット、イープラス、ピクニック
問い合わせ
NPO法人FPAP
E-mail: 10kinen@fpap.jp
TEL: 092-262-5027
FAX:092-262-5047