ぽんプラザホールロングランシアター 
劇団轍WaDaChi公演 『福博桜館』
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劇団轍WaDaChi代表 日下部信インタビュー 2
 
(インタビュアー:NPO法人FPAP事務局長 高崎)

高崎

では、今回の作品についてお伺いします。どういった作品ですか?
日下部 一言で言うと、明治後半の博多を舞台とした青春群像劇です。ちょうどこのぽんプラザがある祇園町の下宿屋を舞台に繰り広げられる話で、そこに住む元藩士やら植木職人やらうさん臭い商人やら、いろんなキャラクターたちが巻き起こすドタバタ劇…です、簡単に言うと。太鼓の演奏、殺陣もあります。

高崎

轍としては、過去にも公演された代表作ですよね。
日下部 2000年に初演、2001年に大野城まどかぴあKINDO-芝居で。今回が3回目、5年ぶりのリニューアル公演です。

高崎

劇団轍の他の作品と比べてどんな特徴がありますか?
日下部 福岡がどんな町なのか、というのを意識した作品ですね。最も地域性のある作品というか。博多弁の温かいところ、コミカルなところをあまりベタベタ感なしに良さが伝わる作品だと思ってます。

高崎

初演を覚えていますが、他の作品に比べて、にぎやか、華やか、という印象があります。
日下部 そうですね。書いた時には特に意識はしていなかったのですが、にぎやかになりました(笑)。これまでの公演もお客さんの反応がよくて、皆さんすごく喜んでくれましたね。やっていて自分たちもすごく楽しかった。

高崎

今回のぽんプラザバージョンではこうしたい、というのはありますか。
日下部 舞台セットをしっかり建てたいです。もともと小劇場で出来るように作ったので、簡単なパネルだけでも楽しめるような作品ではあるんです。でも、せっかく今回こういう機会を得たので、ぜひしっかり作り込みたいですね。あと、3割増しで脚本も書き換え、よりぎゅっと面白くなってると思います。
 
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時は明治時代後期、
下宿屋での波乱に富んだ青春群像劇!


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