ぽんプラザホールロングランシアター 
劇団轍WaDaChi公演 『福博桜館』
ロングランシアタートップページロングランシアターとは劇団代表プロフィールストーリー特別企画|インタビュー   公開稽古(終了)合評会レポート | 舞台写真
劇団轍WaDaChi代表 日下部信インタビュー 1
 
(インタビュアー:NPO法人FPAP事務局長 高崎)

高崎

この度はぽんプラザホールロングランシアター出場決定、おめでとうございます。
日下部 ありがとうございます!

高崎

今回はロングラン公演ということで、10日間にわたる長丁場の公演となりますが、意気込みのほどを。
日下部 いい時にいい企画に巡り会えたなと思います。劇団も12年目に入り、いろんな意味で熟してきたところ。ここで一発ドカンといいものを見せたいですね。轍らしいもの、日下部らしいものをぜひ見せたいです。

高崎

今まで積み重ねてきたものを見せたい、と。
日下部 はい、そういう思いがありますね。

高崎

劇団轍としての公演はいつ以来ですか?
日下部 いつ以来だろう……1年半前かな。

高崎

その間も劇団以外での脚本や演出など活躍されていますね。
日下部 1年半で5〜6本かな?やらせてもらいました。おかげさまで、常に何かの舞台には関わらせてもらってますね。

高崎

1年半で5〜6本はすごいですね。そういった外部での仕事で得たものを劇団の公演で活かす、という感じでしょうか。
日下部 そうですね。あと、劇団の公演だと半数以上は知っているメンバーとやるので、やっぱりやりやすいですね。どの役者がどういう演技をするのか、どういう挑戦ができるか、とか分かるので。

高崎

今回の公演は10日間で全14ステージ。公演期間が長いことで、気をつけたいことはありますか?
日下部 飲み過ぎないこと(笑)。公演中は気分が高揚するので、僕が一番に弾け散らないように気をつけます。公演半ばで日下部降板、とかならないように…。

高崎

先日ニットキャップシアターのごまのはえさんと日下部さんのアフタートークがありました。その中でロングランについて話されていましたが(※2)印象に残った話はありましたか?
日下部 印象に残ったのはやはり、公演が面白ければ最初の方に見たお客さんの口コミで、後半お客さんが増えるというロングランのメリットの話ですね。

高崎

通常の公演だと2〜3日で終わることが多いのですが、今回のロングランでは、初日にできた舞台表現を更に練り上げていくことができるかと思いますが、そのへんはどのようにお考えでしょうか?
日下部 初日でいいお芝居を見せる、というのはもちろん保証します。で、そこから、目には見えないかもしれないけど、成熟させていきたい。そういうことを自分自身が楽しめるようになってきましたね。以前は初日を迎えて終わるまでキリキリしてましたけど、30代になって(回数を経て変わっていく芝居を)楽しめるようになりました。

高崎

何回見ても楽しめる作品になるといいですね。
日下部 ぜひ3回ぐらい見てほしいですね(笑)。それぐらいボリュームのある作品になっていると思います。
高崎 楽しみですね。
 
1   次へ
(※1)今回の公演、日下部氏は役者で出演するわけではないが、スペシャルトークとして全夜公演後、スペシャルトークに挑戦する。
(※2)日下部氏は12月にぽんプラザで行われたニットキャップシアターの公演後、同劇団劇作家・演出家のごまのはえ氏と対談を行った。ニットキャップシアターは2004年、京都で3週間にわたるロングラン公演を行った実績を持つ。
時は明治時代後期、
下宿屋での波乱に富んだ青春群像劇!


(C)2004 info@fpap.jp All rights reserved. 画像・テキスト等の無断転載・コピーを禁じます。