■音響実技
前2日間の講義内容への理解をより深めるためとして、実際の本番を想定した各機材のセッティング、サウンドチェック、音だしを「3級音響機構調整作業検定」というものに準じ受講者に行ってもらうということになりました。
模擬検定をやるとは聞いていましたが、実際当日になると見ているだけの立場でも緊張するものですね。
模擬検定に使う台本は照明の時にも使った「よかっちゃん」です。音のきっかけ、キューを確認して遠藤さんによる実演を見てから順番に本番へと突入です。
スピーカーから音がちゃんと出ているかの確認、朗読する人の声を聞き取りやすい状態にする調整、タイミングの合わせなど一通りこなしてから本番です。本番中はどんなにとちっても「ギブアップ」を自らが言わない限り、遠藤さんから助け舟は出ません。
「ギブアップ」は出してもいいよと事前に言われていましたが、各人自力で模擬検定を乗り越え、一人の「ギブアップ」も出ませんでした。
音響卓の操作もさることながら、受講者が交代で読む朗読も見ごたえ聞きごたえがあり、小劇場系の人たちはなんでもこなすマルチな人たちが多くいらっしゃると改めて思いました。このワークショップを通しで受けている方もいらっしゃいますし、マルチですね。
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