■音響システム概論
まず2つ問題が出され、受講者が回答しました。問いは「劇中歌があった場合、音響的処理はどうするか(伴奏は音響ソースで)」と「袖中からの発声があった場合、音響的処理はどうするか」というものでした。
いくつか答えがありましたが、何を取るかは「演出」や「技術」を考えないといけないというものでした。何をやるにもその先を想像し、事前に手を打つことがいかに大事かを改めて思いました。
音響のメインとなる機材が一つ一つスクリーンに映し出され、それぞれの役割や使い方、また他の機材との関係について講義されました。
平面上ではわかりにくいミキサーは現物を見ながらの説明、図解でわかりにくい8の字巻き(ケーブルの巻き方の一つ)は実演しながらの説明で、充実しておりました。
■会館での音響担当者の振舞い方とは?
前述のように打合せを綿密にするというコミュニケーションがここでも必要ということです。
先ほどは劇団が外部の音響さんに仕事をお願いするときの注意でしたが、ここでは劇団と仕事をすることになった音響さんが会館とどうするかということですね。
会館で何が使えるか、プランの中に消防局などに申請すべきことが入っていないかなど、会館によって使い方が違うというのを踏まえて行動することが大事ということのようです。
明日は10月25日の音響講座は実技がメインです。
(レポート 本田)
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