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FPAPスタッフによる『ステージスタッフワークショップ+α』修了後レポート!!

◆10月11日:制作講座後半 講師:谷瀬未紀(ピカラック)

制作編後半です。前の日の宿題で出されていたスケジュール表を元に、スケジュール管理について考えます

■宿題(スケジュール表)について

前の日にチラシを軸にしたスケジュールを作成するという宿題が谷瀬さんから受講者に対して出ていました。

チラシが出来ても、人の手に届くまでに一ヶ月かかるので、最低でも二ヶ月前には作っておきたいなどと外せないポイントをいくつかチェックしてのスタートでした。ポイントを押さえてもらったので、あとは簡単に埋められるかなと思いきや、それぞれの団体の事情やポリシーなどを反映させようと思うとかなり思い悩ませる宿題だったようです。

作成途中で疑問に思ったりした部分を個別に見てもらうというのが、後半のメインですね。スケジュールを出して、突っ込まれるというのを待つという宿題チェックではなく、ここで悩んだんですけど、こういう考え方でいいのでしょうかという質疑応答型、カウンセリング型でやりたいと谷瀬さんからご意見あり、すぐにはじめられました。

装置の作り出しのタイミングのはかり方やチラシの校正の仕方など団体の事情に応じたきめ細かなアドバイスを受けた受講者は、また席に戻り、スケジュールを練り直したり、他の受講者に相談したりしていました。

スケジュールを立てる、という行為を通じて、ポリシーの見直しや問題点の掘り起こしもできているのでは、という感じを受けました。

■スケジュールの管理と変更、情報共有

スケジュールの内容については、色んな要素が絡んでいるので、変更がでるのは当たり前。それをリアルタイムに関係者に伝えることが重要で、これを怠ると事情のよく分かっていないメンバーに、事情のわからないまま公演の準備などさせることになり、雑用をやらされたという不満に繋がる危険があるということでした。

周知については、WEBを駆使する方法もありますが、プリントで配るというときは日付をきちんと入れて、何が最新版かわかるようにしておくことが重要ということでした。この部分、メモを取る人が多く、プリントへの日付入れはされてない方多いのかな、という印象を受けました。

スケジュールを配る一番始めはどうしてこういうスケジュールになっているのかを説明する必要があるということで、ここで団体の考えを再確認するということだろうと思います。

スケジュールの進行に妨げとなる無断欠席などは、そのことがいかに周囲に影響を与えるのかを制作が言ってあげる必要があるとのことでした。辛い仕事ですが、誰かが言わないといけないことですね。

■終わりに

全体を通じて谷瀬さんがよく口にされた「人にあう」「お客さんに作品と出会って貰う」「仕事をただの事務作業にしない」というような言葉は、本当に寝室の天井に貼っておきたいくらい大事なことだと感じました。

次回は10月24日、音響講座です。こちらもお楽しみに。

(レポート 本田)


 

 
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