■総括
受講者が全員調光を終えたところで、講師荒巻さんによるデモンストレーションが行われました。
全く奇をてらったものではなく、自然すぎる照明だったので、拍子抜けをしたような気がしましたが、講義を終えて、自然ととけ込む照明を作る工夫と経験が大切であることを学びました。
具体的にはポイントを押さえたいシーンをいくつか作り、その間をじっくり違和感なく繋いでいくというやり方を今回はされたということでした。室外と室内をわけて光を当てる、シーンのつなぎ目も役者の動線に沿うようにするなど、細部のシーン作りの技術的な部分の話しも聞けました。
最後に荒巻さんから「照明は何をやっても自由。やり方は一つではない。ただ、自由というのが一番大変」というお言葉を頂き、講義は終了しました。詳しい説明は特にありませんでしたが、私なりに解釈すると、一つのやり方に甘んじることなく、より良いものを追求するべきというようなことになるのでしょうか。
その後は受講者全員で撤収作業、ばらしをやりました。14人が我先にと照明をばらす様子は圧巻でしたね。ものの数分でバラシ終えてそのまま懇親会へなだれ込みました。
終電をものともせず飲む人数名、私もその場の乗りで最後までいましたが、今日はいささかしんどいですね。皆さんタフです。装置編以降も楽しみにしています。
次回、装置編は9/14(木)です。受講者の皆さま、ぽんプラザホールでお待ちしております!
(レポート 本田)
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