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FPAPスタッフによる『ステージスタッフワークショップ+α』修了後レポート!!

◆8月29日:照明講座2日目 講師:荒巻久登(シーニック)

2日目となりましたステージスタッフワークショップ+α!

今日は仕込みを実際に行い、調光卓の操作に挑戦です!

■照明 仕込み概論

まず、灯体をコンセントにつないだあと、調光卓までどのようにつながっているのか、明かりのでる仕組みを教えてもらいます。調光卓はあくまで命令をするところであり、明かりを出すのは調光機で、そこがメインであることなど。

専門用語もどんどん出てきます「ディマー」「パッチ(パッチング)」「フェーダー」「シュート」聞いた事あるものもやはりあり、うなづきながら、解説に納得

シーン作りは今は記憶ができるようになり、大変楽になったが、昔は手作業だったとか。照明もハイテクの時代です。

仕込み全体のスケジュール管理の話もあり、他の装置などとの兼ね合いなど。    照明はなんといっても現場でしか作業ができない。全体の時間管理の大切さなども仕込み全般への考え方が語られました。

■仕込んでみよう!(☆バトン・灯体取扱)

さぁ。いよいよ実践です。今回は2SUS下センターに人が1人立っているという設定で、対象物に対して、いろんな方向から光をあてて、見え方の違いを学びます。

仕込み図の見方が説明され、回路番号、色番号が発表されました。         みなさん必死にメモメモ。出物のSSやフット(転がし)もありますよ。

皮手袋を装着して、いざ仕込み。仕込み図どおりに仕込めているか、も大事ですが、なにより「安全に」仕込めているか、しっかり確認してもらいます。

ケーブルが熱をもちそうな処理の仕方は×!                       ねじやワイヤーなどは確実に確認すること

仮シュート・シュートでは荒巻さんのプロならではの目で、光を調節していきます。

■明かりを出してみよう!(☆調光卓操作)

調光卓にパッチをして、フェーダーに1本1本明かりをいれる作業を説明してもらいます。

調光卓を操作しながら対象物に明かりがあたっていきます。フレネルと凸のレンズによるエッジの違い、角度によって雰囲気が変わったり、体の輪郭など強調される部分が変わってきます。

表情をしっかり見せたいとき、夕日のような雰囲気だけ出したいとき、イメージをもって、一人一人操作してシーンを作ってみたり、明かりを試していきます。

フェーダーを100%にして明かりを出してしまいがちですが、いくつかの明かりをしなくても少ししょんぼり出すだけでも、しっかりシーンが作れます。

具体的にダークブルーの隠し味的な使い方、明かりの色の構成の基本としてブルー・アンバーがあると朝昼夜が使い分けやすいことなども教えていただきましたよ。

講座後、休憩中と質問が多く、みなさん熱心です。より具体的なことを質問されているようで、実践的なワークショップの醍醐味はここですね。次の公演に生かせるといいですね!

明日は、照明プランのたて方、ピンスポットライトに触れていきます!少しずつ照明のコアな部分へ近付きますね。


(レポート 山本佳代)


 

 
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