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日時
2011年8月22日(月)、29日(月)、31日(水) 各日19:00〜22:00
会場
ぽんプラザホール
講師
遠藤浩太郎(I.S.D.)

ステージスタッフワークショップ【音響編】2/全3回

>>1回目(8/22)>2回目(8/29)>3回目(8/31)

2回目は、仕込み実習です。
3チームに分かれて作業をおこないました。
まずは仕込み図を見ながらの打ち合わせから。

劇場に入ってからの変更点が出てくることがあるので、仕込みに入る人たちと情報共有するために、一番最初に打ち合わせというものをやります。
ということで、配布された仕込み図からの変更点が発表されました。
仕込み図の見方の確認をひと通りおこない、変更点を自分で書き込み。
そして、いよいよ実際の作業に移ります。

遠藤さん:今日は、仕事帰りの人もいると思いますが、実際の仕込みの時は、動きやすい服装でおこないましょう。ヒールの高い靴などは不向きです。危ないですからね。現場によっては、半ズボン禁止というところもあります。事故のないようにお願いします。

搬入からスタートして、機材をそれぞれの場所に置き、参加者全員でケーブルやスピーカーの仕込み。
作業はどんどん進んでいきます。
作業中に、

遠藤さん:実際の作業は順番にいくとは限りません。現場の状況によって仕込む順番が変わってくることがあります。いよいよ重量物(スピーカー)を仕込んでいきますので、事故がないように気をつけてください。スピーカーの足の方向には倒れにくいので、倒したくない方向に足をたてます。最も倒れてはいけないところは客席ですね。通常は足を客席に向けて倒れないようにしておきます。重心が高くなるので倒れないように気をつけましょう。ネジもしまっているかしっかり確認!位置が移動するかもしれない、そういう可能性があるときは、スピーカー側にケーブル引いいておいた方がいい。後の動きの問題でもありますね。

と遠藤さんからアドバイスも。
また、八の字巻(逆相巻)の実習もしました。

参加者で輪になって八の字巻きの手ほどきを受けます。遠藤さんに一人ずつ見てもらって指導してもらいました。
八の字巻は、配線したときにケーブルのねじれをできるだけ解消してあげるための巻き方だそうです。
配線する時、ケーブルがねじれていると、ケーブルの線の中で断線してしまう時があります。
できるだけそれを防ぐための巻き方とのこと。
劇場などでケーブル借りたときも必ずこの巻き方をして返却するようにしましょう。と遠藤さんよりお話がありました。

無事に仕込んだ機材を使って、マイクの音のチェックもおこないました。

遠藤さん:音響の人なんかがよく『ワンツー』というようなチェックの仕方をしていると思います。
これは、システムの音質をチェックしています。英語圏の人たちはワンツーの『ワン』で低い音でチェック、『ツー』で高い音をチェックしている。音響さんはこういうチェックの仕方をしていますが、日本人には出せないと言われていたりもします。

駆け足でしたが、実際に劇場入りしてからの流れにそって、
音響仕込みを体験してみることができました。











>>8/31のレポート

主催・協力等

主催:NPO法人FPAP
協力:九州地域演劇協議会
後援:(財)福岡市文化芸術振興財団、福岡市
助成:(財)福岡市文化芸術振興財団


その他

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