講座 |
劇団の制作担当者向け制作講座 |
日時 |
2月28日(日)13:00〜18:00 |
講師 |
講師 高崎大志(NPO法人FPAP事務局長) |
内容 |
第1回 制作のお仕事編 |
今回は、福岡県内から5名の参加がありました。
演劇を始めて間もない、制作をやったことがないという方も多く、用語などもひとつひとつ確認しながら学んできました。
制作のお仕事
"制作のお仕事"といっても他のスタッフが兼ねていて、団体によっては制作以外の人が担当していることもあるかもしれません。劇団の制作担当者がやらなくてはいけないこと、きちんと進行できているか気にかけておかなくてはいけないことを時期別に確認していきました。 |
スケジュール、予算、企画書をつくってみよう
講座で学んだ制作の業務のなかで、企画段階で特に大切なスケジュール、予算、企画書の作成について詳しく紹介します。
スケジュールをつくる
スケジュールは、公演を無事に行うためにとても重要なものです。 ・広報をいつから開始するか などなど。 陥りがちなのは、スケジュールをたてて満足してしまうことです。 予算の作成予算は、公演で想定を超えるような大きな赤字を出さないために大切です。 でも、何にどれくらいお金がかかるのか、初めて予算をつくるときにはわかりません。 予算もスケジュールと同じく、時々見て、どれくらいお金を使っているか、このあとどれくらいお金が必要か確認しましょう。途中で確認することで、お金がかかりすぎているときに早めに気づくことができ、他の部分の支出を減らしてバランスをとるなどの対策をとって大きな赤字を防ぐことができます。 予算ってつくるの難しそう、と思っても、決算の数字をそのまま使う、という方法なら出来そうな気がしますね! 企画書の作成”企画書”と一口にいっても、たくさんの企画書があります。 ここでは、企画書を「チラシのもとになるもの」とします。(この制作講座だけの言葉の使い方で、本来の意味とは違うので気をつけてくださいね!) 企画書には、チラシに必要な文字情報を全て集めてまとめていきます。では、チラシのもととなる企画書にはどんなことを書けばよいのでしょう? そんなとき、参考になるのが「他の公演のチラシ」です! 劇場に置いてあるチラシや、芝居を観に行ってもらえるチラシ束の中から、良いな、しっかりつくられているな、と思うチラシを選びます。 決まっていないところは、ひとまずは未定でかまいません。チラシをつくらなくてはいけない時期までに、決めていくようにしましょう。また、あらすじやキャッチコピーは、自分だけで考えず、演出に書いてもらったり、他のメンバーと話し合って決めても良いかもしれません。 他の公演のチラシを真似するのは、必要な情報を漏らさないためです。自分で思いついたものを順番につくるやり方ではついうっかり、大切なことを書き忘れたりするものです。その点、しっかりつくられたチラシ(公共劇場の主催公演などがオススメ)を真似すれば、書き忘れを防ぐことができます。 「企画書」をつくる、というと難しく聞こえるかもしれませんが、他の公演のチラシの情報を、自分たちの公演にあてはめて作るだけなら、なんだかできそうな気がしませんか? |
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