・取り上げられている公演は、10月21日現在でチラシやネットから入手できた情報を元に掲載されています。
・オススメ記事は、地元劇団の芝居を見たことがない人にもオススメ出来る公演を対象にしています。
・「なんだか、よくわからない。」という場合→一番星が多い公演を見に行ってみてはどうでしょう。
・オススメライターのオススメ公演に疑問を持ったあなたっ!そんなあなたこそぜひオススメライターになって下さい。
ライターAのオススメ芝居
今月も公演数は豊富だが、その割には、いまいちパンチに欠けるラインナップか。
地元劇団の公演も全くないわけではないが、小粒な印象を拭えない。
そんな中、3回目の西鉄ホール公演となるPA!ZOO!!に期待。
西鉄ホールでヒット…までは行かないまでも、堅実に送りバントを成功させてくれる地元劇団になりつつある。
桟敷童子は、泥臭い作風が嫌いでなければ…
かくいう筆者は、どちらかと言えばこういう作風は苦手なのだが、これはぜひともオススメしたい。
あとは、北九州での大御所の2公演が、ものすごく気になる。
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ライターBのオススメ芝居
来年の公演のちらしが少しずつ挟み込まれる今日この頃です。
仏団観音びらき 『レ・ミゼラ・ブルーシート』
大阪の一味違った劇団が「路上生活者版」の「ああ無常」を引っさげてやってきた。
笑わせながらもしっかりと今の社会について考えさせるつくり。
アジア・コンテンポラリーダンス・ナウ!トリエンナーレスペシャル『fighting with body』
トリエンナーレ恒例の試みがやってきた。
今回は中国からのアーティストと50代の女性たちによる
ある種自叙伝的な表現、「身体言語」を感じたいならぜひ。
劇団きらら 『死なない一生』
夏の「漂流画祭」から始まった「いのちって何、生きるって何」という
ひとつの問いかけを表現していく流れの締めくくりとして登場。
九州戯曲賞 第1回大賞受賞作品リーディング公演『白波の食卓』
すばらしい物語がすばらしい座組みで公演を打つ。
願わくば、この座組みで九州実演ツアーを組んでいただければ。
劇団こふく劇場プロデュース公演 『青空』
障がい者と表現者のコラボレーションとしては九州最高のカンパニーが福岡にやってきた。
「演劇が次に目指すところ」はこれかもしれない。
『踊る美術展 〜コンテンポラリーダンス↑福岡↑〜』
「身体芸術」と「身体言語」の展覧会。
題名が秀逸。
今月は新しい試みの多い月になりそうです。
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ライターCのオススメ芝居
怒涛の公演ラッシュも一息ついたようで、今月はじっくりと楽しむ方向で。
きららの「死なない一生」は12月に福岡公演もあるけれど、やはりホームでの公演は一番いいものが観れるような気がする。行ける方は熊本で。
九州戯曲賞の大賞作品「白波の食卓」をアントンクルーの安永氏が福岡周辺の役者を使ってリーディング公演を行う。
方言の妙が若干心配だが、いい作品なのでぜひおすすめしたい。
また、北九州だが、アトリエダンカン、青年団の公演は見逃せない。
ちまたで評価の高いこふく劇場プロデュースは観て損はないはず。
「踊る美術展・・」はその企画の楽しさも魅力的だ。このメンバーで無料とは驚き。
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ライターDのオススメ芝居
福岡の地元公演のオススメは少ないが、先月につづき充実したラインナップ。
劇団PA!ZOO!!は、わかりやすくたのしめるストーリーと、芸達者な役者陣で、はじめて芝居を観る人にもオススメしやすい。
まどかぴあでおこなわれる第1回九州戯曲賞大賞作のリーディング公演も見逃せない。
脚本の良さは折り紙付き。経験のある演出家と役者で、優れた戯曲の世界を堪能出来そう。
福岡を代表する劇団のひとつである劇団GIGAは、野外特設ステージでの公演。
以前大名小学校の公演では火を使った演出が目をひいた。野外公演ならではの演出に期待したい。
野外であることやアングラ系の芝居のため日頃芝居を観ない人にはオススメしにくい。
福岡で定期的な公演を行っている長崎の謎のモダン館も気になる。
前回観たときは練習不足が目立ったが、今回は練り込まれた公演を期待したい。
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ライターEのオススメ芝居
観音びらきは演劇というよりもショーであり、何も考えずに徹底的に笑いたいなら絶対に行くべきである。
あんみつ姫が好きなら尚更。
気になるに入れた3本も楽しみであるが、その中で初心者にオススメは?と聞かれたらPA!ZOO!!だろう。
近年、各劇団ともチケット代が高額化している中、良心的な価格でがんばってくれている。
かといって決して手抜きをせずに愛情溢れる芝居をしてくれる
。
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■オススメ公演の見方の注意。
オススメ公演は、芝居を見たことがない人にもオススメ出来るという観点から、複数のライターの方にオススメの公演を推薦してもらっています。このためアーティスティックだけれども、取っつきにくかったり、魅力的だけれども荒削りだったりする芝居は、オススメ公演の対象になりにくいことがあります。
■おいおいオススメライターはうちの芝居見に来たことあるのかよ?と思った方へ。
オススメライターのうち少なくとも二人は多分見たことあると思います。
けど、旗揚げして間もなければ見てないことも十分に考えられます。
オススメライター宛として招待券をいただけた場合は、オススメライターの手に届くようにします。
先行投資として考えてみても良いかも知れません。