ホームニュースblogリスト公演情報劇場・練習場掲示板リンク集連絡先 | FPAPとは
2005年1月のオススメ公演
オススメ記事は、地元劇団の芝居を見たことがない人にもオススメ出来る公演を対象にしています。
マニア向けの公演は対象にしてません。
オススメライターのオススメ公演に疑問を持ったあなたっ!そんなあなたこそぜひオススメライターになって下さい。
ライターA 西村雅彦プロデュース公演、南河内万歳一座
ライターB 劇団ぎゃ。、NYLON100℃
ライターC 新・近松心中物語〜それは恋〜
ライターD STAGE KID'S 銀色のくじら、劇団ぎゃ。、南河内万歳一座
ライターAのオススメ芝居

■ 西村雅彦プロデュース公演 「大騒動の小さな家」
□ 1月8日(土)〜1月9日(日) 北九州芸術劇場

テレビで活躍するタレントが多数出演。
(西村雅彦、安達祐実、袴田吉彦、雛形あきこ、Take2 
深沢邦之or東貴博(ダブルキャスト)、高橋ひとみ、モロ師岡)
この公演、当然全国ツアーになっているが、他都市での公演と比べてチケット代は安くなっており、お得感がある。

■ 南河内万歳一座 「みんなの歌・2」
□ 1月29日(土)〜30日(日) 北九州芸術劇場

昨年、西鉄ホールでも行われた公演で、実際に観劇することができた。
ストーリー性とテーマ性を兼ね備え、骨太でねじふせるような力のある芝居。
演劇の持つ幅広い特質を見せつける芝居だ。
1980年の旗揚げ以来25年目となる劇団だが、まだまだ元気だ。

1月は地元団体の公演も少なく、火曜劇場とSTAGE KID'S 銀色のくじら 特別公演
「THE LEGEND OF VAMPIRE 朝日のあたる家」 1/15-23が気になるが、地元団体のオススメ公演は無しとしておく。

ライターBのオススメ芝居

■ 劇団ぎゃ。第7回公演「キッカリ2016回〜結局、正確で不正確な国の話〜」
□ 1月22日(土)〜23日(日) シアターポケット

今,福岡の若手世代で期待できる団体の一つ,劇団ぎゃ。。
女性中心の劇団は数あれど,この劇団のオリジナリティは「歌」。
劇団員が作詞作曲する歌は,どこかの国の歌を訳したようであり,昔「みんなの歌」で聞いた切ない歌のようであり。女優三坂恵美が,声量豊かに歌う。
今回もとても印象深い演劇になると期待している。

■ NYLON100℃ 27th SESSION 「消失」公演日:1月14日,15日
□ 1月14日(金)〜15日(土) 北九州芸術劇場中劇場

ナイロンを見ずして,現代の演劇界を語る事なかれ,です。僕は勝手にそう言ってるけど,それだけ象徴的な劇団である。
あなたがまだ,小劇場系演劇を見たことがないなら,幸せだ。意味を見いだす作業に疲れたあなたこそが,最もNYLON100℃のナンセンスさに衝撃を受けるのだろうから。それから最後に泣き出すのだろう。 

ライターCのオススメ芝居

■ 「新・近松心中物語〜それは恋〜」
□ 1月2日(金)〜27日(木)  博多座

今月は地元劇団の公演は少なく、オススメに挙げられるものはない。
地元劇団以外では、私は北九州で行われる公演をオススメの対象としていないため、オススメに上げられるのはこれだけになってしまった。
言わずと知れた名作舞台だが、新キャストがどこまで表現を深めきれているかに注目したい。

ライターDのオススメ芝居

■ STAGE KID'S 銀色のくじら 特別公演「THE LEGEND OF VAMPIRE 朝日のあたる家」
□ 1月15日(土)〜23日(日) 福岡市立少年科学文化会館ホール

気がつけば銀色のくじらも結成から10年以上。
今回の脚本はS.W.A.T!(旧・劇団第三帝国)の四大海(旧・四大海獣姫)。
名前だけ聞くと「すわ、アングラ?」かと思いますが、れっきとしたエンタメ&メジャー指向。
山崎銀之丞が主宰していた劇団空想天馬に「マイ・ボーイ」(91年・キャビンホール)の脚本(玉川大学つながり?)となぜだか福岡でその名前を見かけることが多い人です。
今回は、大人数を舞台に上げ、大人数を動員するとか。

まあ、新年ですのであまり肩肘張らずに。SAKURA前戦などの大会場&エンタメ系がお好きな方にお勧め。

■ 劇団ぎゃ。第7回公演 「キッカリ2016回〜結局、正確で不正確な国の話〜」
□ 1月22日(土)〜23日(日)  シアターポケット

非・売れ線系ビーナス、バキューンカンパニーなどと同世代の若手劇団。
ワンコインシアターへの参加、中洲の居酒屋で毎週末公演、ライブハウス公演など、昨年一年で7公演と、かなり積極的な活動をみせた。

荒削りながら、時に出刃包丁のような切れ味のセンスを垣間見せる中村雪絵。
「五十一人目の村人」で見事な物語的仕掛けを完成させた野田和佳菜。
それら作品を彩る三坂恵美の歌唱力が印象的。

再開発のすすむ清川で、昭和と小劇場の香りを残すシアターポケット。
ちょっと不条理に狂った感じや、青田買いがお好きな方にお勧め。

■ 南河内万歳一座 「みんなの歌・2」
□ 1月29日(土)〜30日(日)北九州芸術劇場小劇場

大阪芸大系の関西の演劇界のドン。主宰で作・演出家の内藤裕敬は北九州芸術劇場プロデュース「大砲の家」の演出の他、グリーンチャンネルでの競馬予想が一部に有名。
90年初めには、すでに福岡で2公演を行っていたが、その後しばらく間が空き、西鉄ホールの開場以降の00年に入ってから、福岡での公演が増えてきている。

初期は主人公の青年の内側に向かっていった「四畳半シリーズ」のロマンティシズムとアングラが融合した作風であったが、劇団活動の1年間休団と震災以後、内側よりも外側(社会との関わり)に向き始めている。
売り物の集団演技の迫力は言うに及ばず、舞台装置や転換の仕掛けも多く、見所は盛りだくさん。

繰り返しの日常からの脱出を夢想する方や、格闘技好きの方にお勧め。

 
(C)2004 info@fpap.jp All rights reserved. 画像・テキスト等の無断転載・コピーを禁じます。