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2004年12月のオススメ公演
オススメ記事は、地元劇団の芝居を見たことがない人にもオススメ出来る公演を対象にしています。
マニア向けの公演は対象にしてません。
オススメライターのオススメ公演に疑問を持ったあなたっ!そんなあなたこそぜひオススメライターになって下さい。
ライターA 西鉄ホール5周年企画、劇団PA!ZOO!、KOKAMI@network、劇団風三等星
ライターB 中野ブラザーズ物語、PIPER、代々木アニメーション学院、西鉄ホール5周年企画
ライターC 北九州芸術劇場、劇団風三等星、西鉄ホール5周年企画
ライターD 劇団MONO、ギャングママMAX、西鉄ホール5周年企画
ライターAのオススメ芝居

■ 西鉄ホール5周年企画「すぎのとを」
□ 12月25日(土)〜26日(日) 西鉄ホール

役者は、福岡で活躍するトップ級の女優がそろっている。しかし芝居をぐいぐい引っ張っていくだけの力があるか?と問われれば答えに窮する。脚本は推測だが悪くなさそう。演出は映像での活動はあるが、芝居の演出は久しぶりだと記憶している。
舞台演出としての力量も定着していたわけではなく、完全におすすめとはいい難いが、地元公演としては気になる公演

■ 劇団PA!ZOO!!第21回公演 「こたつ、紅白、そば、おもち」
□ 12月24日(金)19:30 ▼12月25日(土)〜12月26日(日)13:00/16:00/19:00 ぽんプラザホール

この劇団は安心しておすすめできる。東のK2T3、西のパズーといってもいいくらいだ。
ストーリーもおおむね平板でわかりやすく、日頃使わない部分の脳を使って無理してみる必要がない。福岡の地元で活躍する劇団の中で、常に一定レベルの公演を提供し続けている数少ない劇団。派手さはないが、しんみりじんわりとした感動を期待していい。

■ KOKAMI@network vol.6 「リンダ リンダ」
□ 12月18日(土)14:00/19:00 ▼12月19日(日)14:00 メルパルクホールFUKUOKA

いぜん見たKOKAMI@networkは面白くなくて、ねてしまったが、鴻上尚二は日本を代表する脚本・演出家のひとり。こあっさりと無視するわけには行かない。個人的にはビビッとくるものはないが、やはりオススメしておかないわけには行かない。

■ 劇団風三等星 2004年 冬公演 『リライト』
□ 12月17日 (金) 19:00〜 (開演)▼12月18日 (土) 18:30〜 (開演) 中央市民センター 大ホール

中央市民センターでなければ、一押しにしたいところ。初めての人が見ても楽しめるという意味では、オススメできる。それにしても中央市民センターは広すぎる。役者がプロ級ならば、それでも十分に楽しめるのだろうが、もう少し狭い劇場でやって欲しい。
かつて福岡の地で一世を風靡した劇団。絶頂期はすぎたという声も一部にあるが、それでもそのへんの劇団よりもレベルは高い。

ライターBのオススメ芝居

■ 「STEPPIN' HAPPY〜中野ブラザーズ物語〜 」
□ 12月3日(金)〜5日(日)  西鉄ホール

 今月は西鉄ホールで、福岡で作られた舞台がふたつ上演されるが、これはその第一弾。
 中野ブラザーズをモデルにした、タップダンスいっぱい・音楽いっぱいの楽しい舞台を、地元福岡のスタッフ・キャストがどのように作り上げているか、期待して注目したい。

■  Piper「スプ−キーハウス」

□ 12月18日(土)〜19日(日) 西鉄ホール
 観るたびに驚かされる後藤ひろひとの作・演出が、こんどはどんな奇抜さを見せてくれるか、なかなか想像しにくいところが楽しい。
 山内圭哉から目が離せないだろう。久々に石丸謙二郎を見られるのもうれしい。

■ 代々木アニメーション学院福岡校「聖ミカエラ学園漂流記」

□ 12月22日(水)〜23日(木) 福岡市立博多市民センター
 1984年初演の伝説の名舞台「聖ミカエラ学園漂流記」が、20年ぶりによみがえる。
 演劇舎蟷螂を率いて初演を大成功させた、小松杏里の渾身の演出の力を感じたい。
若い学生たちがどこまでやってくれるのかも楽しみだ。

■ 西鉄ホール5周年企画「すぎのとを」

□ 12月25日(土)〜26日(日) 西鉄ホール
 今月西鉄ホールで上演される、福岡で作られた舞台の第ニ弾。
 ラサール石井の脚本を、地元の三十代の女優がどのように演じきるだろうか。
映像で活躍する演出の江口カンに、素人臭さを払拭したセンスのいい舞台づくりを期待する。

ライターCのオススメ芝居

■ 北九州芸術劇場プロデュース「冒険王04」
□ 12月15日〜19日 北九州芸術劇場小劇場

 昨年の「大砲の家」の内藤裕敬(南河内万歳一座)に続く、
 泊篤志脚本と関西演劇界の演出家とのタッグ。今回の演出は岩崎正裕(劇団太陽族)。
 90年の初演から、93年のイムズ芝居、98年バージョンと進化を続ける作品は、
 今回どのような形となって私達の前に現れるのでしょうか。

■ 劇団風三等星2004冬公演「リライト」
□ 12月17日〜18日 中央市民センター

 走って出てきて、走って去る。それはまさに風のようで、正に「名は体を表す」劇団。
 今回は安河内・高下・岩倉のベテラン勢の不在が作品にどう影響するのか…と思ったら、
 しばらく見かけなかった井手清和が8年ぶりに復帰。
 ハチャメチャな若者は、ハチャメチャなオッサンとして戻ってくるのか、それとも…。

■ 西鉄ホール5周年企画「すぎのとを」
□ 12月25日〜26日 西鉄ホール
 いきなりレディの年を明かすのはなんですが、ギンギラ太陽’sと飛ぶ劇場で活躍するオーバー30の女優3人が、
 ラサール石井の脚本に挑みます。現在CMディレクターとして活躍中の江口カン氏は、
 伝説の「ユニットプロペラ」の公演「カリスマ」以来の舞台演出。
 この上、地元の小劇場から日替わりのゲストまで出るという大盛りな内容。
 少なくとも、低身長、巨乳、薄眉好きの人は迷わずGo!です。
ライターDのオススメ芝居

■ 劇団MONO 「相対的浮世絵」
□ 12月4日〜5日 北九州芸術劇場

今,映画・ドラマで注目の脚本家である土田英生。彼が主宰する京都の人気劇団・MONOの公演が,今年も北九州芸劇である。
きっと今回も笑える作品でしょう。でも,「笑い飽き」たり,「笑い疲れ」たりはしない。
芝居の中から,土田英生が語りかけてくることは,そんな笑って済まされるようなものではないのだから。

■ ギャングママMAXプロデュース公演 「男だらけの4人の脚本家によるオムニバス公演」 
□ 12日18日〜19日 ぽんプラザホール

 不条理系演技で定評(?)の光安和幸が,福岡でも注目の「脚本家」を4人集めた。
そして4人の脚本家に,個性豊かな役者が集まる。福岡小劇場界のオールスターゲームみたいでワクワクしている。
 お寒い話題もありました,2004年。でも,この2日限りの演劇祭で,僕は笑って年の瀬を迎えられるかもしれない。

■ 2004舞台芸術シリーズ 「すぎのとを」 
□ 12月25日〜26日 西鉄ホール

男だらけの脚本家の次は,女だらけのお芝居を。
福岡で活躍する女優3人が,ラサール石井の人気作品を演じます。
乙女の華やぐ日,クリスマス・イヴにも,3人の女優はゲネなんかに打ち込んでいることでしょう。
これはもう,良作の期待大だ。
 
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