■ 劇団藍色りすと「プラチナ」 □ 11月12日(金)〜14日(日) ぽんプラザホール
北九州芸術劇場のシアターラボのリーディングにも選ばれた太田美穂の新作は、「究極の空想科学冒険活劇」らしい。楽しみだ。
■ 劇団ギンギラ太陽's「南国から来た寒いヤツ」 □ 11月13日(土)〜14日(日) 嘉穂劇場 ひよ子侍シリーズ最新作の嘉穂劇場公演。劇場をどう使いこなすかにも注目したい。
■ パルコプロデュース「ピローマン」 □ 11月29日(土) メルパルクホールFUKUOKA
注目の劇作家マーティン・マグドナーの「衝撃のメルヘン」を長塚圭史がどう演出するか興味津々。 男性4人のキャストも魅力的だ。
■ 劇団ギンギラ太陽's「南国から来た寒いヤツ」 □ 11月13日(土)〜14日(日) 嘉穂劇場
地元の演劇団体で、最高の動員数を誇る劇団ギンギラ太陽'sの嘉穂劇場での公演。かぶりものを装着した役者達の、涙あり笑いありの公演。公演のレベルの高さ安定度は、自信を持ってオススメできる。公演場所が福岡から離れているのが、残念だが、友達を誘っていったとしても、まず恨まれることは考えられない。
■ 制作集団アントンクルー「TENJINKI」 □ 11月13日(土)〜14日(日) NTT夢天神ホール(岩田屋本店本館7階)
毎回良質な芝居をしている団体。福岡で活動する若手の役者も、多く客演しており楽しみな公演といえる。これまでは海外の戯曲を自分たちで翻訳公演していたが、今回は初のオリジナル脚本の公演。劇場もこれまでの規模より大きくなるため、自信を持ってオススメするのには不確定要素があるが、不確定要素をプラスに転じる公演を期待したい。
■ 少年王者舘 KUDAN Project「真夜中の弥次さん喜多さん」 □ 11月5日(金)〜7(日) 北九州芸術劇場「小劇場」(リバーウォーク6階)
日本屈指の演劇サイト「えんげきのページ」主催の2002年インターネット演劇大賞で、惜しくも大賞を逃がすも時点にランクインした、公演の再演。ノミネートされていた公演も、かなり豪華で(http://dx.sakura.ne.jp/~nnn/play/epa02/yushu.html)この中で時点にランクインした公演は、かなり期待できるはず。
ひとり芝居は、どんなにおもしろくても寝るといわれるが、この公演は昔、筑紫会館でみたことがあるので、安心してオススメできる。民話「しのだづま」のストーリーを追いながら、考察を行うといったような内容だったと記憶している。ひろい舞台にたった一人で客席をアキさせない中西和久の演技は至芸というにふさわしい。 ちなみに 「しのだづま考」 は91年度文化庁芸術祭賞を受賞している。
■ 非・売れ線系ビーナス 番外公演「彼女のカルテ」 □ 11月7日(日) 甘棠館
子どもの頃,レーズンパンが好きだった。いや,レーズンパンの中にあるレーズン探しが好きだったのだ。パンをほぐしながら「ここにもある,お,ここにもあるぞ。」と。 田坂哲郎作品はどれも言葉遊びが巧みだ。 セリフの中にある言葉遊びというレーズンを,じゃんじゃん見つけよう。見つけて食べては,心の中に広がる甘さ。舞台がどんどん奥行きを増していく。 10歳近くも年下の人間が創る演劇を楽しみにしている僕がいる。
■ 森田オフィス「イッセー尾形のとまらない生活2004秋の新ネタin博多」 □ 11月21日(日)〜24日(水)イムズホール
イッセー尾形は,おなじみ一人芝居だ。 街の庶民を,可笑しく演じてくれる。そんな彼の芸風は,多くの方がご存じのとおり。 彼によって演じられた人物が,暗転で鮮やかに去るとき,僕はなんだか寂しくなる。<−この人とはもう会えないんだ−> 当たり前だ,こんな人なんて,もともといない。 イッセー尾形が演じる,愛すべき人たちに,出会い,笑い,別れを惜しんでみないか。それを5回くらい繰り返して,彼の舞台は終わる。