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ドリームキッズワークショップを振り返って

制作の喜多です。

8/30に実施した夏の夜の夢関連企画「ドリームキッズワークショップ」のレポートサイトをアップしました。

このワークショップは、地元の子供たちに地域の劇場について知り、劇場・演劇の魅力を体験してもらおうという内容でした。

これまでFPAPで開催した市民対象のワークショップに小学生が混じって参加することはあっても、小学生を対象にしたワークショップを単独で行うのはこれが初めてです。
小学生は普段はなかなか対象に入ってこない層です。
また、ぽんプラザホール自体も、地域の表現者の発表の場という性質が大きいので、普段はあまり小学生が来ることはありません。

今回のワークショップは、演劇祭という大きな企画があったからこそ実現しました。
同じ校区の中にいながらほとんどぽんプラザホールに来たことがない小学生に劇場に来てもらうことができたのは、とてもよかったことだと思います。

このワークショップには地元の小学校に通う小学生、26名が参加してくれました。
小学校の子ども会の先生にお話ししたところ、このワークショップの趣旨を理解していただいて、引率して来ていただくことができました。
博多の子どもたちは、近くに博多座もあり、祭り好なきな性質もあったりするので、演劇や文化に興味のある子もたくさんいるそうです。そんな地理的な背景もあり、思い切って来てくれたのかなぁ、と思いました。

今回のワークショップの特徴は、以下の3点です。
・「夏の夜の夢」の舞台を使ったこと
・バックステージツアーも兼ねた複合型のワークショップにしたこと
・発表には音響、照明など舞台効果を入れたこと

どれも、劇場ならではのワークショップにしたいという視点でとり入れました。
どこででも体験できる演劇ではなく、劇場でしか体験できない演劇を体験してほしかったのです。

また、講師である(劇)池田商会瀧本さんは地元で活躍する演劇人。そんな地元で演劇を頑張っている大人と劇場という場所で出会うということも重要なポイントの1つです。

そんなドリームキッズワークショップでしたが、子どもたちは楽しく演劇を体験していたようでした。
終了後のアンケートではまたお芝居をやりたい、という声もありました。
参加してくれた子どもたちが近い将来、自発的にに何かをやってみよう、と思うようになった時に、その「何か」の選択肢の中に演劇も加わったらいいなぁと思います。
また、映画館に映画を見に行く、コンサートを聴きに行く、野球やサッカー観戦に行くような、休日の過ごし方の1つに劇場に芝居を見に行く、というのも加わればいいなぁと、願っています。

ドリームキッズワークショップはテレビの取材もあり、当日の夕方のニュースで放送されました。
このワークショップを通して、参加した子どもたちだけでなく、その親御さんやニュースを見た多くの人たちに「ぽんプラザホール」を知ってもらうことができました。
多くの市民が直接足を運ぶことはなくとも、「ぽんプラザホール」の存在を知り、その中で行われていることをどこかで見聞きするような状況が増えることが、今後のぽんプラザホールの次の10年を創っていく上でのポイントの1つになるだろうと思います。

ドリームキッズワークショップレポートサイト
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