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3回目の内容(最終回)
最終回/成果発表、合評会 最終回の今回は、前回テキスト化してきたものを成果発表という形式で、 だいだい的には広報していませんが、ワークショップ関係者だけでないオープンな場にしようということで、 発表順通りに次々と進みます。 発表後は、講師と受講者で円になり、成果発表の合評会と戯曲ワークショップの総まとめをおこないました。 <<合評会>> 合評会では、松田さんと受講者全員で成果発表について感想等の意見交換をしました。 受講者:皆いった場所が違うけど、福岡の人じゃない人の発表が新鮮でおもしろかったです。すごく、切り取られた感じがしました。街が、いずれなくなっていくんだってのを、すごく感じました。 松田:次に自分が同じ場所に行っても、同じように感じるかわからないことを感じたってことですね。人生っていうのは、自分が見ているものしか見ていないからね。変な話だけど、日々「見ている」じゃないですか。 一旦知覚したものをまた再現するってすごく面白かったと思うんだけど、その印象を再現する面白さってあったんじゃないかな?って思いました。 その他の受講者からも成果発表含め、ワークショップの感想を順番に聞いていきました。 ●これまで他の戯曲講座は受けたことあったんですけど、今回は蓋をあけたら演じなきゃいけなかったり、演出みたいなのもあっておもしろかったです。 ●一つひとつの作品に対して、その人自身が浮かび上がってくるんだなって思ったり、私はこういう風に書かないだろうなって思ったりしました。私が同じ景色を見ていても他の言葉が出てくるだろうなって。それぞれの体調とか、その人自身が浮かび上がってくるのがおもしろかったです。 ●読むことを意識して書くのでちがうなと思いました。発表どんな形でもOKってことだったけど人が読むことを前提にしていること、その形式にこだわってしまうんだなぁって思いました。そこがどうしても、何というか、難しいなと思いました。 松田:結局、報告者を偽装するってことだよ。 と松田さんが答えていました。 ●今まで私は自分の書いたものを上演したことがなくて、戯曲講座を受けるばかりだったんですけど、成果発表で上演したことは初めてだったので、一回やってみようかってなったときに、すごく戯曲が長すぎると思ったり、文章を読んで笑えることと、自分が演じたことでお客さんにうけたわけじゃないことだったりあって難しいなと思いました。 ●私は、自分自身をすごく意識する人間なんだなぁってことがわかったり。とてもおもしろかったです。 松田:理解って問題は危ういところがあり、たとえば僕が「白い犬を見たんです」って言えば、皆さんわかるよね? 質問も出ていました。 受講者:欲張りなのかと思いましたが理解してもらいたいっていうか、作品のここみて欲しいなとかありますよね。 受講者:表現をする人って、理解して欲しくて作品を作るけど・・・ 松田:そうだよねぇ。表現をしている人たちは、理解を求めているってことはないと思うけどね。 受講者:難解な作品を書くには、色々なことを考えると言うか、テクニックというかあるんですか? 松田:難解とか、レベルとか、尺度はないって考えた方がいいと思うよ。そこよりも、もっと豊かなイメージが生まれてくるかな。
全部で3回(日数にして5日間)のワークショップは、これで終了です。 |
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主催・協力
主催:NPO法人FPAP
協力:九州地域演劇協議会