福岡・九州の地域舞台芸術文化を支援するＮＰＯ法人ＦＰＡＰ（エフパップ）

猛暑の夏が過ぎ、しっとり落ち着いた作品が各地で上演される１０月だ。
CAPRIはファンも多く、今回は以前の作品の上映とも組み合わせて楽しめる。ＤＭも可愛いイラストで目を引く。
後藤香氏の劇団go to旗揚げ公演「タンバリン」と氏が以前所属していた座”Ｋ2Ｔ3の番外公演が、同月にあるのが興味深い。
福岡ゆう子TPN銀行は活動休止ということで見ておきたい。
来福公演は多数ありどれもおもしろそうなものが多いが、が〜まるちょばは見ておきたい。
最後にかなり気になっているのが北九州の「あなた自身のためのレッスン」通常と違う舞台設定のようだ。演出が多田淳之介氏なので間違いなくおもしろいだろう。

福岡の実力派劇団座"K2T3と九州でもっとも注目される若手劇団万能グローブガラパゴスダイナモスをオススメする。
K2T3は前回公演の評判も高く今回も期待できる。
万能グローブガラパゴスダイナモスは、ロングラン公演ということで劇団の意気込みもより強いものが感じられる。大阪、宮崎公演も頑張って欲しい。
どちらの劇団も安定した作品作りで、はじめて芝居を見る人にもおすすめしやすい内容。
劇団go to「タンバリン」は後藤香が脚本演出をつとめる。役者も巧者が多く、期待したい。

秋、というものが突然にやってきた。
（おすすめ）万能グローブガラパゴスダイナモス「この中に裏切り者がいますよ」 （前売り2500円・10/31.11/2完売、その他の日程残少）　何か意味深なタイトルだ。キリストの「最後の晩餐」を彷彿とさせる。でも、はじめての人にも楽しめる作りです。
（気になる）札幌ハムプロジェクト「サンタどん」　秋の「豊作祭り」でよくある「見世物小屋」のような演劇が北からやってきた。CAPRI「apartment」 （前売り2500円・残席要問合せ）　あらゆるところに「おしゃれ」があふれていて、それでいて扱う物語はどこか深い。
劇団go to「タンバリン」 （前売り1500円・残席要問合せ）　ボクシングの技術指導があの鬼塚勝也のジムとのこと。いろいろな思いはあるだろうが、彼の「魂」も感じ取っていただければ。　
この他にも「芸術の秋」にふさわしい演劇がたくさんあるので、これらの公演を「入り口」にして演劇を楽しんでくれれば、幸いです。