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2005年4月のオススメ公演
オススメ記事は、地元劇団の芝居を見たことがない人にもオススメ出来る公演を対象にしています。
マニア向けの公演は対象にしてません。
オススメライターのオススメ公演に疑問を持ったあなたっ!そんなあなたこそぜひオススメライターになって下さい。
ライターA 飛ぶ劇場オフシアター、劇団太陽族、ボルカニックシチュエーションオーケストラ
ライターB G2
ライターC 劇団太陽族、イッセー尾形、飛ぶ劇場オフシアター
ライターD 劇団太陽族、G2
ライターAのオススメ芝居

■ 飛ぶ劇場オフシアターact.3「ゆうぐれスーパー」
□ 4月22日(金)〜4月23日(土) 北九州芸術劇場 小劇場

先日熊本で行われた日本劇作家大会2005の短編戯曲コンクールで
見事最優秀賞を受賞し、賞金5万円を獲得した飛ぶ劇場の鵜飼秋子。
受賞作の「かごめかごめ」はもともとオフシアターact.1で上演されたもので今回は初の長編。
スーパーでバイトをしていたことがあるようなのでその経験が生かされているのかどうなのか。

「鵜飼? ああ、ずいぶん前から見てるよ」などと10年後ぐらいに誰かに自慢したい人におすすめ。

■ 西鉄ムーブ68 劇団太陽族「砂の絵の具」
□ 4月1日(金)〜2日(土) 西鉄ホール

昨年夏に西鉄ホールで上演された『空の絵の具』の続編。
続編というわりに、「空の絵の具」の前の日の話なのでいったいなんと呼ぶべきか。
ストーリー的には「前日譚」だそうです。

静かに深く変わっていく、心の様を楽しみたい人におすすめ。

■ ボルカニック シチュエーション オーケストラ「扇の的」
□ 4月28日(木),29日(金) アクロス福岡円形ホール

元劇団HAっHAー!!の森貴史が新たに旗揚げする劇団の公演。
HAっHAー!!の後期と同様、シチュエーションコメディを旗印にしている。
正直、HAっHAー!!の頃の作品は、まだまだシチュエーションが練りこまれておらず粗のあるドタバタ喜劇というレベルだったように思いますが、風三等星での経験を経て、どう変わっているのか楽しみ。
川口大樹・笹本順子など、出演者陣もしっかりしている印象。

なんとなく劇団名がYMOっぽいのと、略すとボルシチになるのが面白いのでおすすめ。
ちなみに、シチュエーションコメディは、「シットコム」と略します。

ライターBのオススメ芝居

■ 西鉄ムーブ69 G2produce#9 「Candy's(キャンディーズ)」
□ 4月18日(月)〜20日(水) 西鉄ホール

BIGBIZシリーズと違い全くの新作(それもラブ・ストーリー)なのでやや不安はあるが、G2produceなのでハズレはないだろう。
石鹸業界を舞台とした、職人たちの恋と想いが交錯する超本気のラブ・ストーリー。
3/30〜4/10まで東京で公演が行われるので
「えんげきのページ」(外部リンク)
http://dx.sakura.ne.jp/~nnn/play/
の一行レビューを参考にして、みるかどうかを決めるのもアリかも知れない。

気になる公演

Next Generation's Theater 2005参加公演 飛ぶ劇場オフシアターact.3「夕暮れスーパー」

Next Generation's Theater と題して3団体の公演が行われるが、中でも飛ぶ劇場オフシアターは気になる公演。
飛ぶ劇場オフシアターとは「「作品づくり」において中核を担う新人の輩出・育生を目的とした企画。」とのこと(飛ぶ劇場サイトより)。
この説明の中には観客にエンターテイメントを提供するという概念が全くない。
意地悪く言えば「輩出・育成を目的にするなら、内輪だけでどうぞ」という解釈も成り立つがそれは意地悪な見方だろう。
飛ぶ劇場の劇団としての劇作力が一定の品質を提供することを期待したい。

ライターCのオススメ芝居

■ 西鉄ムーブ68 劇団太陽族「砂の絵の具」
□ 4月1日(金)〜2日(土) 西鉄ホール

決しておもしろいことを言ったり,超イケメンやキュートな女性が出演するよ
うな演劇ではないが,なんとなく心に残る芝居である。
人と人との対話にアンテナの高いあなたは,終演後拍手をすることも,腰を上
げることも忘れて,瞳を閉じるかもしれない。

■ イッセー尾形のとまらない生活2005 IN 博多 / 場所:イムズホール
□ 4月14日(木)〜17日(日

期待を裏切らず,笑える一人芝居である。
見る見ないはあなたの自由だが,見たからには笑わない自由はない。
笑いの裏に哀愁が見えるのも,毎年必ず2回見に行くほど心を捕らえられる理由。

■ 飛ぶ劇場オフシアターact.3「ゆうぐれスーパー」
□ 4月22日(金)〜4月23日(土) 北九州芸術劇場 小劇場

丁寧な脚本と演出が光る鵜飼作品。
それを個性豊かで,確かな実力を持つ飛ぶ劇場の役者が演じる。
リバーウォークへのお出かけのついでに,いかがでしょう?
いやいや,この芝居を1日のメインにして北九州に行っても勿体なくはないかもしれないですよ。

気になる芝居

●Volcanic Situation Orchestra『扇の的』 / アクロス円形ホール
以前劇団HAっHAー!!という劇団でシチュエーションコメディを作っていた森貴史が,新たな劇団を作って第1弾。
福岡で新たな演劇の地平を開けるか,気になるところ。

●E−1グランプリ番外編二傑ジョイント公演 / 場所:西鉄ホール
今,何かと福岡の演劇界で話題の存在,田坂哲郎の作品である。
去年E1という小劇場界のバトルで,全国的にも好成績を収めた彼の作品を見てみたい。 
  
●演劇小惑星ノミノスクネ『百萬年ノ孤独ヲ愛ス』 / 場所:ぽんプラザホール
あなピグモ捕獲団という劇団が福岡にはあった。
そこに天野智範という黙って遠くを見つめて絵になる役者がいた。
天野智範は,4月に作・演出をするだけで,気になってしょうがない。

ライターDのオススメ芝居

■ 西鉄ムーブ68 劇団太陽族「砂の絵の具」
□ 4月1日(金)〜2日(土) 西鉄ホール

一見暗そうでとっつきにくそうだが、じっくりと観るとその楽しさがわかり、実
は親しみやすい舞台だったとわかる、というようなお芝居。 
昨年に同じ西鉄ホールで上演された『空の絵の具』の続編となる作品だが、単独
でももちろん十分に楽しめる。

■ 西鉄ムーブ69 G2produce#9 「Candy's(キャンディーズ)」
□ 4月18日(月)〜20日(水) 西鉄ホール

韓国に負けないラブストーリーをめざした、うきうきと楽しい気分になりたい方にはオススメのエンターテインメント作品らしいが、G2のことだから、そんな楽しい芝居にたぶんいろいろ仕掛けをしていることだろう。
二役を演じる須藤理彩を見られるのも楽しみだ。

地元劇団の気になる公演

E-1グランプリ番外編 二傑ジョイント公演
9日(土) 西鉄ホール

E-1グランプリ、前シーズンの成績優秀ユニットによるジョイント公演で、作品は、非・売れ線系ビーナス×万能グローブガラパゴスダイナモス『況わんや、百年振りの粗捜し』と、マニアック先生シアター『ロジウラ*ラジオ』。
地力をつけてきた両ユニットの舞台に期待したい。

■おいおいオススメライターはうちの芝居見に来たことあるのかよ?と思った方へ。
オススメライターのうち少なくとも二人は多分見たことあると思います
けど、旗揚げして間もなければ見てないことも十分に考えられます。
オススメライター宛として招待券をいただけた場合は、オススメライターの手に届くようにします。
先行投資として考えてみても良いかも知れません。
 
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