身体をほぐしてスタート!見学者もつぼを押したり、一緒に気持ちよくなってました。
池田さんの軽妙なトークで笑いも出て、ますます心も身体もほぐれていきます。
演劇人対象だからか、参加者はすぐに身体もほぐれ、早速の声を使ってのウォーミングアップでは、各人大きな声で自分を主張してます。
自分を主張し、互いを知りながらワークショップは進みます。
いよいよ即興!
音楽も即興で入っていきます。
まずは参加者にテーマを決めてもらい、それに池田さんから注文が上乗せされ、設定が細かく決められます。
2名から始まり、3名、4名、参加男子全員での即興も!
参加者も段々と表現が自由になっていきます。はずしたりすべったりすることを恐れず、のびのびと、それでいてうまく周りを見ながら場を読みながら・・・。
本当に即興なのかと疑うほど、見事な掛け合いも多々見られるようにもなりました。
実際に劇団きららがどう即興を活用しているのかについて池田さんからお話があり,
「即興で作劇とはいえ、本番用台本はキチンと作る。そのベース部分を役者の即興にゆだねるという作り方」
「即興で役者が自由に動く事で、作・演出としての私のがちがちになった概念を崩すことができる。即興を重ねていると、役者の感情のスイッチが入る瞬間が必ずある。その瞬間をつかまえ、今度はその瞬間を再生する練習を重ねる。
即興を作劇に取り入れることで、作品の世界観の広がりはもちろん、役者個人の手ごたえが大きくなったように感じる。また、本人が言った言葉なので役者のセリフ間違いなどがなくなった。」とのこと。
また役者の宗さんより
「役者としては演出の意図を汲み取りながら、自分からキャラクターをぶつけていく事ができる」ともありました。
参加者は実際にやってみた即興と脚本がどう結びつくのかを興味深く聞いていました。
あっという間で充実のワークショップでした。
参加者からは、次回はもっと長時間やりたいなどという意見がありました。
参加後には交流会も開かれ、参加者と劇団きららの交流はもちろん、ワークショップの濃い時間を共有した参加者同士の横のつながりも深まったようです。
お疲れさまでした!
(文責:FPAP山本佳代)
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