(チラシより:演出を続けてきて多くの役者を見る中で、伸びる役者伸びない役者の違いとは何か、演出家のぶっちゃけ伏せ字トーク。俳優女優必見です。)
ずばりまず伸びる役者とは、
・自分と世界の関係が確定している人(世界観をしっかり持った人)が伸びる
・人とつるまず孤独を楽しむ人が伸びる
・体を通さないとセリフを理解できない人が伸びる
・自分の言葉で喋らない人が伸びる
・程よい屈折感を感じている人が伸びる
・土台がないうちにあっちこっちの劇団で出るのは伸びない
などどんどん出てくる。
「集団でいることに安心しているような人は役者として伸びない」というようなところは共通しているようでしたが、やはり人によって違うし、役者の類型によっても違うようです。
「程よい屈折感」という表現はなかなかポイント高かったようで、
妙に納得させられる場面でした。
あと、「突然の主役の抜擢」や「一人だけでの県外公演」や、「ワークショップで教える側にさせる」などで成長を促すことができるというのを実名を挙げての実例紹介をしていましたが、それぞれにタイミングが必要だということでした。
「突然の主役の抜擢」については、アニメのような偶然で起こったもので、ドラマチックでしたね。「一人だけの県外公演」もハプニングだったようですが、これをさせるには送る側も勇気が要りますね。
色々なエピソードから、伸びる伸びないは、演出家との相性も大きなウェイトを占めるなぁと感じました。
あと役者の成長の原点は劇団という集団だというようなことは節々で触れられていました。この視点は第二部にもつながるものでした。 |