観劇ディスカッションブログ

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本日より観劇ディスカッションツアー!

2011.06.03 Friday | 第4回 > FPAP事務局

三坂です。

本日より、観劇ディスカッションツアーです。
ツアー中は、観劇したそれぞれの作品について、

■劇作家・演出家の視点で
■表現者としてインスパイアされたところ
■自分ならどうするか?

といった点を中心にディスカッションしていきます。

事前に参加者に観劇する公演・団体についてのレポートを作成してもらったのですが、それを読むと、ディスカッションへの期待がとても高まりました。
じっくりと深いディスカッションが行えそうで、楽しみです!
FPAP事務局 | comments (5469) | trackbacks (0)

出発に向けて

2011.06.03 Friday | 第4回

いよいよ出発間近となりました。
出発に向けて、どうしても触れておかなければならないのは、
3月以後、依然として続いている地震についてです。

福岡に住んでいる自分にとっては、震災直後に物品の流通が滞りはしましたが、今では震災以前とほとんど変わらない状態になってはいますが、ニュースやネット上での情報を通して、私たちの意識の中に根を張ってしまった事実の重みをどのように受け入れれば良いのでしょうか。

その事実を昇華する手段として、演劇がどの様な意味を持ちうるのか。
今の東京の空気は、演劇という行為にどの様な影響を与えているのか。

考え過ぎれば視点を歪めかねないとは思いますが、今だからこそ触れられる、演劇の根源的な力もあるのではないかと思い、またそれを感じられるような作品に出会えることと期待しています。


watanabe
  
  
  
  
  
  
  
渡部光泰(第4回) | comments (2432) | trackbacks (0)

10年前に置いてきた景色

2011.06.03 Friday | 第4回

さて、出発の日が近づいてきました。「ツアーに期待すること」は別項で記したとおりですが、いよいよ「時間」的に出発が近づくと、「期待」だけではない色々な思いが頭や胸や腹に渦巻き始めます。
「時間」的に迫るということは、もうまもなく僕の肉体は東京に行き、「物理」的に、そして「空間」的にも、それらの思いが近づいているということです。
今回、たまたまですが、初日に集合し、観劇する劇場の場所が、学生時代に僕の住んでいた家の目と鼻の先にありまして…(笑)現時点の僕が一番ワクワクしているのは、なによりもまず、10数年ぶりにその景色に出会うことだったりします。
夕方が集合時間なので、それまでの間、懐かしい町並みを歩いてみるのも、ひとつのテーマです。地元を離れ、孤独の意味を知り、その孤独が創作していく火薬になるということを知った板橋。アルバイトを通してさまざまな人間模様を知り、社会経験を重ねた町・池袋。夜のネオンの海を漂いながら、世の中には僕の価値観だけ では到底解釈することの出来ない、不可解ながらも実に魅力的な人間くさい人間がいることを知った新宿。
もしかしたら、町の景色は10年前と変わっているかもしれないけれど、その景色の中に、僕が「置いてきた何か」があるような気がします。そして同時にそれは、僕が置いてくることなく「持ち続けてきたもの」を再認識する体験になると期待しています。

そうして、良くも悪くも懐かしい景色に包まれた中で、今の僕自身が整理されたら、よりよい感覚で4つの作品を感じることができると思います。少し、私的な話にかたより、観念的になりましたが、期待も不安も、今の時点ではあまり方向付けずに、ありのままを感じたいので、このぐらいにしておきます。

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FALCON(第4回) | comments (1240) | trackbacks (0)