観劇ディスカッションブログ

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自分の中の期待感

2008.06.25 Wednesday | 第2回

こんにちは。
あ、もうあさって出発ですか。

前回の打ち合わせでは、
それぞれ自分の担当する公演について
情報や期待する点などをレポートしたわけですが、
話し合いをしながら
僕自身の中で気づいたことがありました。
単純なことなんですが、
「あ、今回、俺はお客さんとして
観に行くわけじゃないな」ということでした。
もちろん、観劇する芝居のラインナップは
どれも楽しみです。
新国立劇場の公演
「混じりあうこと、消えること」
http://www.nntt.jac.go.jp/season/updata/20000040_play.html
では、新進作家・前田司郎さんとベテラン演出家・白井晃さん
のコラボレーションで
一体どういうものが出来上がるのだろうか?
と期待が高まります。
青年団の公演「眠れない夜なんてない」
http://www.seinendan.org/jpn/info/index.html
は平田オリザさんの新作ですし、
今回はホームグランドのアゴラ劇場ではなく
吉祥寺シアターということで
一体どんな仕掛けが施されているのか。
多文化が共生して交じり合わない
マレーシアが舞台ということもあって
興味は尽きません。

若手劇団でどんどん観客動員を伸ばしている
柿喰う客「俺を縛れ!」
http://kaki-kuu-kyaku.com/index.html

劇団コーヒー牛乳「密八(みつばち)」
http://www.coffee-milk.com/
の勢いや作品のテイストなども気になります。
(ふたつとも劇団名かわってますね。)

しかし、観て面白がるだけでは
なんか違うなと感じています。
じゃあ、いったい何のために
三日間東京に行くんだろう、
そういう疑問が湧いてきました。
勉強しに行くっていう感じなのかな、
と思ってみても、
それも僕自身の場合はなんだか違って。
いったい何だろう。あれこれ思ってみた結果、
劇作家であり演出家である自分の中に、
より新たな発見をする機会になってくれるのかな
という期待が浮かび上がってきました。

ですので、
自分の立ち位置みたいなのが
もっと明確になって、
しかも「俺はもっと芝居をこう作っていきたい」
と思うことが出来ればいいなと思います。

あ、長くなってすみません。
日下部 信(第2回) | comments (304) | trackbacks (1)