観劇ディスカッションブログ

<< November 2024 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>

「観劇」そして「ディスカッション」

2011.05.30 Monday | 第4回

はてさて、FALCONです。

今回のツアーに期待することは、何をおいても、東京の演劇の「今」を感じられたらというのが一番の願いです。
僕は、高校を出てから東京に行き、芝居をはじめたのもその魅力に取り付かれたのも東京でした。それから、考えあって福岡に戻り、10年ぐらい福岡で芝居を作り続けてきました。その間にも、何度か東京に芝居を見に行ったことはあるのですが、どうしても自分でチョイスする作品ばかりだったの で、あらゆる面で「想像通り」の芝居しか見ていません。今回は主催者が選んだ作品を見ることができるので、どんな作品に出会えるのか、新しい刺激に期待しているというのが現時点での単純な期待です。
まあ、日程や移動の問題で、チョイスされる作品にも大きく制限はありますが、それでもその制限の中でも、主催者の皆さんが一生懸命選んだ作品なので、貴重な機会に感謝して、僕も一生懸命に観劇しようと思っています。


そして、「観劇」ともうひとつ期待しているのが「ディスカッション」の要素ですね。芝居を見ること以上に、その作品を見た人たちがどんな感想や意見を持つのかをすり合わせることは、ただ芝居を見ることの数十倍も感性や脳を刺激します。しかも今回は、九州・広島で活動する演出家の皆様とのディスカッションなので、その刺激も方向性もすべてが楽しみです。
演劇屋というのは喧嘩のプロです。喧嘩することで相手と断絶するのではなく、逆にとことんまで喧嘩した上で、その相手とともに「ひとつ」の答えを創り出していくのですから。もちろん、ハナからぶつかり合うことが目的ではありませんが、それぞれの演出家や主催者の皆さんと「作品」という触媒を介して意義のある話をできたらと思います。


自己紹介にも少し書きましたが、僕は「役者の力」を重視するものづくりをしています。それゆえに、「役者以外の要素」を重視する芝居、そしてそれが「正当な効果」を発揮している作品に出会うことは、大いに刺激になります。今回の4作品、そしてその後のディスカッションの中で、「役者以外の要素」に出会いたいと思っています。
矛盾した論法にも見えますが、裏返せば「役者以外の要素」を手に入れることができれば、自分自身の演出論に確実に新しい要素がプラスされることになるのですから。

書き連ねてみると、いたって普通のことを望んでいるのですが、今の時点での期待はこれがすべてです。せっかくいただいた機会ですから、僕の受けた刺激や体験は、しっかりと分析してそれを記録し、今後のレポートやブログなどを読んだ方にも「伝える」ことをめざしてがんばります。ご期待くださいませ。

falcon
  
  
  
  
  
  
FALCON(第4回) | comments (1047) | trackbacks (0)

新しい発見を!

2011.05.27 Friday | 第4回

5月も終わりに近づき・・・
ということは、ディスカッションツアーの日も近づいているということ!

何かとバタバタしている毎日ですが、徐々に気持ちも身体も調整していきたいと思います!

個人的に、芝居を観に行く事はぼちぼちあります。
地元もですし、仕事がら他県に行くことも多いです。
が、・・・それをなかなか「人と話す」ことはないです。
友達となら観に行って、あーでもこーでもと話すのですが、それはまた違う次元・・・というか、演劇畑でない方も多いですし、違う業界の方とも多いですし。
ここ最近は一人で行くことも多いですし。
正直、地元で観るものに関しては、なかなか腹を割って舞台について話すということも少ないです。人間関係上とか、仕事上とか・・・ついて回るものが多いからですかね〔苦笑〕。遠慮しながらとか、6割くらいしか本音は言わないとか、極度に言葉を選びながら話すとか、そういう気のつかい方もします。

が、今回は、4本のお芝居を観て、腹を割ってとことんディスカッションできることが楽しみです。そのために集まった方々ですから、私はこう思うけど・・・という域から超えて、新しい発見が出来る、それを期待しています

演目自体では「東京で創られている」というものに期待はしていません。あ、ラインナップはもちろん楽しみです!折り紙つきの推薦モノですからね!
ただ単に「東京で創られている」というものだけには期待していないということです。
地域でだって良いものはたくさん作られています。反対に東京でイマイチなものも、たくさん創られています。それが発信されているかいないかとか、発信する気があるかないかとか、そういう感じの意味です。
でも質の良い作品をこんなに観れる〔観れそう〕のに、ホントに短絡的でミーハーですが〔苦笑〕楽しみにしています。

いろんな方と素敵な出会いが出来たら良いなぁと思います。
いや〜もちろん不安もありますけど。。。不安を「楽しかった!」に変えられるように、いろんなところに神経を張り巡らせて、頑張りたいと思います!

ochi
  
  
  
  
  
  
  
  
越智良江(第4回) | comments (1529) | trackbacks (0)

village80%、渡部です。

2011.05.24 Tuesday | 第4回

皆様、こんにちは。
福岡の劇団、village80%(ヴィレッジハチジュッパ)で脚本、演出、俳優をしてます、渡部光泰(ワタナベミツヤス)と申します。

「脚本、演出、俳優」というと劇団のトップだと思われるかと思いますが、私たちの劇団には同じ立場の者が後2人(その気になれば更に後2人)いるという、非常に特殊な集団です。

しかしながらこういう説明文も、もう4、5年書いてきたので、いい加減新鮮味を失ってきた感もありまして、そろそろこの辺でパワーバランスに変化をつけるべく、この観劇ディスカッションツアーに参加した次第であります。

今後、個人での活動も積極的にやっていこうと思っています。
今回のツアーがその糧になるであろうと期待しています。

他の参加者の皆様、よろしくお願いします。
そしていずれ劇場でお会いするかもしれない皆様、今後の活動にご期待ください。

watanabe
  
  
  
  
  
渡部光泰(第4回) | comments (2046) | trackbacks (0)

広島からハロー!

2011.05.22 Sunday | 第4回

ハローハロー、はじめまして!
この度、観劇ディスカッションツアーに広島から参加させて頂くことになりました。
広島で劇場の仕事をしながら、劇団Tempaという劇団をやっています、越智良江です。

演劇を始めて十数年・・・気づけば三十路すぎ!どひゃー!月日は早いものです・・・。
昔は役者をやっていましたが、今は脚本と演出をするようになりました。実は打ち上げよりも反省会の方が好き。本番よりも稽古が好きです。胃はイタくなりますが・・・あの「何か」が生まれる瞬間に立ち会えることが幸せです。
先日、公演が終わったばかりですが、秋の公演に向けて台本を書きだしている毎日です。

なかなか地元で演劇活動を続けていると、他地域の劇作家・演出家さんと語れる場ってないです。たくさんの方と出会える貴重な機会をありがとうございます。皆さんから刺激を受けて、自分にはまだない引き出しが発見できますように。
スポンジのようにぎゅぎゅっ!と吸収して帰りたいと思います。
とても楽しみにしています。
どうぞ宜しくお願い致します。

ochi
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
越智良江(第4回) | comments (4878) | trackbacks (0)

FALCONの自己紹介

2011.05.19 Thursday | 第4回

はじめまして。このたび第4回の観劇ディスカッションツアーに参加します、FALCONと申します。
 現在は「空中楼閣」という劇団を主宰、座付きの劇作・演出をやっています。

 作家や演出家を志したのは18歳の頃、芝居の学校に通い始めてすぐの頃でした。養成所経験をお持ちの方は分かると思うんですが、駆け出しの頃って、セリフのある役をもらうのって大変なんですよね。
 しかも、やっとの思いでもらった役なのに、自分のイメージしている「俳優像」とは大抵かけ離れている役ばかりで、「こんな台本」「こんな役」では「オレが本当に引き立つような演技なんて出来るかよ!」って思うわけです。まして、同じ授業料を払っている、キャリアも同じ役者たち…、もっと言えば「オレなんかよりヘタクソ」な役者が、自分よりもいい役をもらっているんです。

 すべての俳優志望者が大なり小なり一度はぶち当たる「勘違い」という名のジレンマに、18歳の僕も直面したのです。そうして僕が導いた結論は、「自分に合った役や台本がないならば、自分で書いて、自分でキャスティングすればいい」という方法でした。
 早速行動に移した18歳の僕でしたが、「俳優がぱっとしないから」という理由で足を突っ込めるほど、作家や演出家の世界は甘くありませんでした。俳優になるために必ず超えるべき壁があるように、作家や演出家になるためにも様々な障壁があることを、その後の僕は身をもって知ることになりました。

 何より、演出という立場に立つと、役者をやっている時には見えなかった色々なことが見えてきます。
 役者は、作品の中における己の役のポジションを理解し、正確にその役を発色することが、「第一」であり「ほぼ全体」の仕事であるということ。己の「色」とか「主張」なんていうものをそこに介在させるのは、本当に最後の最後の香り付け程度の仕事であるということを知りました。。
 また、観客は、セリフを発している役者は見てなくて、セリフを受けている人物を見ているもので、セリフの意味を成立させるのは「受け手」側の仕事であることも知りました。

 とにかく、「役者兼演出家」という立場で芝居を見ていると、「役者って仕事はこんなにも面白いんだ」ということを再認識し、その奥の深さに愕然としたのです。
 だから、未だに僕は、「演出」なんてもののイロハは全く分かりません。役者が台本の中で遊ぶ行為には終わりがないし、今のところはその命題に挑むのに精一杯で、それ以外のことにはたいした興味がないからです。

 空中楼閣の芝居を見たお客様(それもおそらくは演劇関係者)からは、「FALCONの演出は音も光も使わないし、地味で面白みがない」という声も聞きます。しかし、派手な音や光のショーが見たければ、「そういう作品」を見に行けばいい。僕はどこまで行っても「役者」、すなわち「人間」が主役の作品しか作れません。
 ただ、「役者」が見たければ、「人間」が見たければ、僕の作る作品の劇場に来てください。きっと、あなたも「人間やっててよかった」と思えるような、まっすぐな芝居に出会えると確信していますから。


「礼の心を大切に…」FALCON

falcon
  
  
  
  
  
  
FALCON(第4回) | comments (6229) | trackbacks (0)

こんにちは、山下キスコです。

2011.05.17 Tuesday | 第4回

みなさまこんにちは、この度、観劇ディスカッションツアーに参加させていただくことになりました、山下キスコと申します。
演玩カミシモ(エンガンカミシモ)という女3人組で、福岡市を拠点に演劇活動を行っております。
劇作、演出、俳優、小道具、などなど、何でもやっておりますが、最近は、劇作と演出をメインとする日々です。

大学から演劇をはじめ、卒業後に今のメンバーと福岡市を拠点に活動を始めました。
大学は北九州だったので、福岡市を拠点とした<演玩カミシモ>としての活動は今年で4年目になります。
最初は知らない人たちばかりでしたが、いろんな人と繋がりがもてるようになりました。
最近は福岡だけでなく、九州・山口の人たちとも繋がり始めました。
このまま調子づいて、日本中、世界中と繋がって行きたいと思います。

ちょっと脱線した感じになりましたが、最近はそのようなことを考えながら生きています。

今回の観劇ディスカッションツアーでも、新たな繋がりを増やしていこうと思います。
新たな出会い、刺激、考え方や感じ方、などなどなどなど、たくさんのものを吸収していきたいと思います。

どうぞよろしくお願いいたします。


yamashita
  
  
  
  
  
  
  
  
山下キスコ(第4回) | comments (1908) | trackbacks (0)