三坂です。
昨日は『夏の夜の夢』の休演日だったので、
夜に『よかっちゃん』の稽古場に見学に行きました。
イスを並べて、客席を想定した状態で、
衣装を着て最初から最後までのシーンを一気に通しての稽古でした。
観客参加型の演出ということで、
客席のどこにどのくらいお客様が座られているかで、
役者の動きもだいぶ変わってきます。
また、舞台上で一度にいろいろなことが起きているシーンもあって、
どこに座って観るかによって、見所が違うだろうな~と思いました。
私のおすすめは、前の方と通路側です。
『よかっちゃん』は、家族経営の居酒屋の2Fの住居を舞台とした、
ある夏の日をきりとったお話で、
一緒に連続上演される『春、夜中の暗号』と同じく、
宮園瑠衣子さんの書かれた作品です。
『春、夜中の暗号』はしっとりとお話がすすんでいく演出ですが、
『よかっちゃん』はかなりにぎやかになっていました。
一見すると全然違う人の作品?とも思えるのですが、
観劇後に感じる切なさは共通するものもあり、
どちらもやはり宮園さんのえがかれる作品世界を表現しているんだな~と感じました。
連続して観ると、両作品の違いや共通するものがみえて、
おもしろさがいっそうひきたつだろうと、本番が楽しみになりました。