総合プロデューサーの高崎です。
6/19.20のパネルトーク「福岡の歴史をつなぐ〜私の好きな劇場〜」により、福岡・九州地域演劇祭 公式企画のスタートを切ったところです。
このパネルトークでは、劇場だけでなく、さまざまな話の展開を見せましたが、その核とするところはやはり歴史のつながりだったのだろうと思います。
特に劇場についていえば、劇場がないため自分たちで作るに至った話、諸先輩方の活動が、今の福岡の稽古場や劇場の環境を作っていった流れが伝わってきました。
劇場を支えるスタッフも、昔と比べて表現団体への理解をしめしてくれるようになった。劇団活動をしながらスタッフ会社に飛び込んだ諸先輩方の活動もこの流れを作るきっかけになったと思います。
また40年前の人生をかける意気込みがなければ演劇活動できなかった環境から、そこまでの重大な決意がなくても演劇活動に携わることができる時代になったという変化も明らかになりました。
このことについては、賛否があるかもしれませんが、人生をかける勢いで演劇活動をしている人がいなくなったわけではありません。多様な関わり方ができるようになったことは、演劇が社会に拡がっていることと同義で、私は前進と受け止めたいと思います。
アンケート結果による当日おこしいただいた方の満足度平均は4.07。こういう企画で、私たちが基準としている数値の4を上回ることができました。
また読売新聞でも大きく扱っていただき、有意義な内容と評価していただいたことを喜んでいます。
「夏の夜の夢」公演では、いくつかの日程のチケットが思った以上に伸びています。残席僅かのアナウンスは早くても14日前くらいだろうと考えていましたが、その前にアナウンスを出すことになりそうで、ちょっと読みが甘かったようです。
観劇日程に制約がある方は、早めの入手をお願いできれば幸いです。