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「オープンワークショップ~七夕演劇祭り~」終了しました。

喜多です。
7/6~8の3日間実施しました、「オープンワークショップ~七夕演劇祭り~」無事終了いたしました。

どの回もたくさんの方に参加していただきました。
普段は観劇が好きでいろいろ観ているけれど、やってみるのは初めて、
というような方も多く参加していただきました。
新たな演劇の見方、楽しみ方を発見するきっかけにしていただけたかな~、と思います。


7/6ののこされ劇場≡、市原さんのワークショップでは、
言葉を使わず、身体的な感覚を体験し、言葉のないコミュニケーションを「人間独自のセンサー」を駆使して体験しました。

後半は、二人の無言劇を、観て感じたことを出し合うワークでしたが、
ひとりひとりがまったく違うタイトルを与えられていたので、同じシーンを見たにもかかわらず、ぜんぜん違った物語が生み出されていました。

受け取り手によって様々なストーリーが生まれるおもしろさ、決まった見方やテーマを提示するのではなく、想像力で広がりを持つ表現を求める市原さん姿勢が伝わりました。


7/7は(劇)池田商会のみなさんでした。
劇団内いろいろなユニットがあり、さまざまな方向性を楽しめる劇団らしく、コントあり、暗闇でのワークあり、時代劇ありと、バラエティ豊かなワークが楽しめました。
池田商会のみなさんも楽しい方ばかりで、笑いの絶えない時間でした。


7/8は田辺剛さんのワークショップ。テキストを使い、ワンシーンを繰り返しやってみながらどのようにテキストから芝居(シーン)を作っていくのか、をていねいに追っていくワークショップでした。

最初にテキストの背景や物語の内容の紹介があり、読み合わせ。
キャラクターを作らず、フラットに読むところから始まりました。
登場人物の位置関係、何のためにここにいるのか、何をしているのか、その時の心の状態など、すこしづつ想像力を広げながら同じシーンを繰り返しやっていくことで、少しずつ変化していく演技が興味深かったです。
登場人物は次に何が起こるかわからないけれど、俳優は繰り返し稽古していくので次に何が起こるかわかっている。芝居の中でも、毎回初めて体験する感覚で演技していくことが大切ということが印象に残りました。

3日間、連続で「普段の稽古や創作活動の中で大事にしていること」をワークショップで体験していきましたが、3日間ともまったく違うワークショップでした。

おなじ演劇をやるにしても、大事にしていることは人それぞれ、劇団それぞれ。
だからおもしろいんだ、と改めて感じられる3日間になりました。