先日おこなった、パネルトーク打ち合わせででてきた劇場を数えてみたら、
全部で４０ありました。
いっぱいありますね。
今もある劇場だと、劇場のサイトに写真が載っていることが多いのですが、
もうない劇場だと、みなさんの持っていらっしゃる公演写真しか資料がなかったりします。
何年か前、どこかの放送局の●周年とかで、
「当時の写真を探しています」というCMをやっているのを思い出しました。
写真などの記録がない場合は、記憶をたよりにするしかありません。
でも、覚えている人がいなくなってしまったら、
もうなかったこととほとんど同じになってしまうのかしら、と思います。
ここになにがあった・いつ何があったという事実は、記録として残せますが、
そのときどう思った・感じたという気持ちそのものは、完全にそのままでは残せません。
でも、記録を見て思い出すことはできます。
記録として残していなくても、いろんな人が知っていたら、
みんなで「ああだったね、こうだったね」と話して思い出すことや、気持ちを共有することができます。
忘れたくないこと、覚えていてほしいことは、
できるだけたくさんの人と話そう、と
打ち合わせの様子の写真を全然とってなかったことに気がついた今、ふと思いました。
